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研究トピックス
Research topics

研究に利用する植物

【南極地域で採取されたコケ植物】

 オオハリガネゴケ (Bryum pseudotriquetrum)、ハリギボウシゴケ (Coscinodon lawianus)

【モデル植物】

 シロイヌナズナ (Arabidopsis thaliana)、ヒメツリガネゴケ (Physcomitrella patens)

目的

 極限環境下に生きる植物の環境適応機構を解明する。

 環境ストレス耐性遺伝子などの有用遺伝子を単離・解析し、作物の育種へ応用する。

解説

 極限環境にある南極大陸には、多様なコケ植物が自生しています。これらの植物は極低温や乾燥、強い紫外線などの過酷な環境に適応して生育していますが、その耐性機構や環境適応機構には未解明な点が数多く残されています。

 そこで当研究室では、南極地域を含め世界各地に広く分布するオオハリガネゴケや、南極固有種であるハリギボウシゴケを用いて、環境ストレス耐性および南極環境への適応機構の解明に取り組んでいます。これまでに、南極の自然環境で生育するオオハリガネゴケでは、脂質代謝や脂質蓄積に関わる遺伝子群の発現が上昇し、細胞内の不飽和脂肪酸含量が増加していることを明らかにしました。この変化は、細胞膜の流動性の維持や耐凍性の向上に寄与していると考えられます (Otani et al., 2024)。

 現在は、これらのコケ植物がもつストレス耐性遺伝子の機能解析を進めるとともに、得られた知見や有用遺伝子を作物の育種へ応用し、環境ストレスに強い新品種の開発につなげることを目指しています。

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© 2026 Plant Biotechnology Laboratory, Niigata university (Masahiro Otani) 

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